(仮)

アイドルマスターの小説を書くかも ※ただし、ブログに飽きるまで

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もし、美希とサイネリアさんが知り合いだったら

テーマ:シネラリア




 ミキはね、星井美希。14歳だよ。
 今日は友達のサイネリアって子のネットラジオ放送っていうのを聞いてるの。
 なんか、最近ではこーゆうことも一人で出来るんだって。
 だから、「アイドルって簡単なんだねー」って言ったら怒られちゃったの。
 ミキ的には声出すだけなら寝ながらできるし簡単だって思うんだけどなー。
「えーっと、最後のお便りは『眠り姫』さんから頂きました!実はこの人ワタシの知り合いなんデスヨー」
 あ、美希が送ったお便りだ。
 読んでもらえなかったからてっきり、忘れてるのかと思ってたの。
「ナニナニ、『今日はミキの誕生日だから祝って欲しいの!』……色々言いたいことがあるんですケド、とりあえず、眠り姫さん誕生日おめでとう!で、次のコーナー行ってみたいと……」
 ……あれ、これで終わり?
 もう少し、何か言ってくれると思ってたのに……。
 これは、抗議のメールをしてやるの!
 ん、何かメールが着てる? サイネリアから?
『やっほー、今日はアンタの誕生日らしいジャナイ? まっ、今後はもう少し常識を身につけなさいよ。 そうしたら、ネトアになれるようにちょっとくらいはサポートしてあげるから。 ワタシに追いつくのは無理でしょうけどねーw』
 サイネリア、メール送ってくれてたんだ……。
 なんか素直じゃないところとかサイネリアらしいの。
 でも……ネトアってなに?


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  1. 2011/11/24(木) 00:18:21|
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りょうまこはアイマスの涼真   その1

テーマ:天気予報
テーマアイドル:秋月涼


『本日は1日中快晴で、お出かけ日和となっています』
 僕は何度聞いたかも分からない今日の天気をもう一度確認する。
 今のところは降ってないけど、大丈夫かな……。
「えーっと、持っていくものは……ん、大丈夫だよね」
 荷物(と言っても、お財布とかだから大して多くはないけど)があることもしっかり確認する。
 多分、律子姉ちゃん辺りに見られたら「何を浮かれてんの」と言われるくらいドキドキしていた。
 昨日から1日中そわそわしていたし、実はあまり眠ってない。
 でも、そんなことまったく気にならなかった。
 だって、今日は――


「涼さ、明後日予定ある?」
「予定、ですか?」
 いつものように真さんとの特訓をした後の帰り道で、唐突にそんなことを言われた。
 今思えば、あの日は最初からこの話をしたかったのかもしれない。
「いえ、特にないですけど」
「じゃあさ、ちょっと付き合って欲しいんだけど」
「(付き合う……えっと、それって)」
 一瞬、僕の頭は真っ白になった。
 この時、僕は告白された、なんて勘違いをしちゃっていた。
「いや、なんか春香から映画のペアチケットを渡されたんだけど、他に見てくれる人いなくて……無駄にするのもなーって」
「あ、そういうことですか」
 内心、すごく残念だったものの、真さんと映画かー、くらいにしか考えていなかった。
 というか、勘違いをしてたのが恥ずかしくてそれ以上考える余裕がなかったんだけど。

 だから。
 僕はこの時、『実は初めてプライベートで会う』なんて認識はまったくなかった。


「今日の真さん、どういう感じなんだろう」
 目印の銅像の前で真さんを待ちながら、考えてみる。
 真さんとは特訓の日とか一緒のTV番組に出る時とかで結構会ってはいる。
 けど、それは全部『アイドルとしての真さん』だ。
 もちろん、真さんが裏表のある人だとは思わないけど、完全にプライベートな今日は何かが違うかもしれない。
「涼ー! 待たせてごめーん!」
「あ、真さ……」
 真さんの声の方向に振り返って、僕は固まった。
 見慣れないワンピース姿はとても眩しかった。
「……そんなに驚かれると、ちょっと傷つくなぁ。 そりゃ、僕には似合ってないかもしれないけどさ」
「え、あ、す、すみません! 真さんがすごく女の子らしくて……」
「それ、普段は女の子に見えないってこと?」
「ち、違くて、その……」
「あはは! 冗談だよ、褒めてくれてありがと」
 そう言う真さんの笑顔はとても眩しくて。
 ――ずっと、この笑顔を見ていたいと思った。
  1. 2011/09/02(金) 22:53:54|
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ナミダのウタ

アイマス1時間SS参加作品
使用お題:涙


「萩原雪歩。 今日は貴女にお願いがあって参ったのですが……」
 今日の予定も終わって、あとは家に帰るだけのときでした。
 いつも帰り道に使っている公園にあの961プロの四条貴音さんがいたんです!
 私は四条さんを見た途端、条件反射で5,6歩くらい後ずさってしまいました。
 あ、もちろん貴音さんが怖いとかそういうのじゃないですからね!?
 ただ、暗いところで貴音さんのオーラはすごいビックリするっていうか……話を続けますね。
 いつもは物静かで立ってるだけでも迫力のすごい四条さんがいつになく焦ってるみたいで、私は思わずテンパってしまいました。
「あ、あの私なんかに何か出来るんでしゅか」
 ……うう、思い出すだけでも穴を掘って埋まりたいです。
 ともかく、私は四条さんが助けを求めてるなら助けたいと思っていました。
 四条さんの次の言葉を聞くまでは。
「実は、仕事にて『ぽえむ』なるものを書くように言われたのですが、私はそのような経験がなく……困っていたところでプロデューサー殿から雪歩を頼ればいいと言われ……」
 私は一瞬、四条さんが何を言っているのか理解できませんでした。
 確かに、プロデューサーには私がポエムを書いてるのは言ってましたけど、四条さんにまで知られるなんて。
「あ、あの私、あのですねっ!」
「突然かつ不躾な申し出なのは重々承知しております。 ですが、他に頼れる者がいないのです」
 四条さんは目に涙を湛えてて、私にはそれを振り払うなんてとても出来なくて……。
「分かりました……協力します」
「それは真ですか! ありがとうございます!」
 そう言って、四条さんは私を思いっきり抱きしめました。
 四条さんに抱きしめられていた時間を私は一生忘れません。
「そ、それで、締め切りはいつですか!?」
「それが……明日なのです」
 私はまた、時間が止まったように感じました。


 外で話し続けるのも身体に悪いし、お父さんに怒られちゃうので私は思い切って四条さんを家に招待しました。
 四条さんが私なんかの家に来てくるなんて思ってもいなかったのでどきどきしていたのは内緒です。
「本当に申し訳ありません、無理を聞いてもらった上に湯浴みまでさせていただいて……」
「気にしないでください。 それより、私の方こそ力になれなくて……」
 いつもポエムを書くときはふっと何かが降りてきてくれるのに、あの日に限ってはまったく降りてきてくれませんでした。
 今思えば、あの時はいつもと違ってプレッシャーを感じていたからかもしれません。
「良いのです。 その心だけで私はとても救われました」
 そう言って四条さんは頭を下げてくれました。
 私は申し訳なさと不甲斐なさで一杯になりました。
 いつもは流れるように書けるのに、何で今日に限って。
 そう思うと、涙が溢れてきました。
「萩原雪歩、何を泣いているのですか?」
 私が急に泣き出したことに驚きながら、四条さんは手で私の涙を拭ってくれました。
 そんな優しさが嬉しくて、応えられない自分が悔しくて、余計に涙が出てきました。
 きっと、今まで以上にひどい顔をしてたと思います。
「だ、だって、四条さん、がせっかく来て、お願いしてくれた、のに……!」
「……私は果報者ですね。 このように一生懸命になってくれる者に恵まれているのですから」
 四条さんはそう言って、私を優しく抱きしめてくれました。
 さっきまでお風呂に入っていた熱が残っていて、それがとても心地よくて、私は言葉が出ませんでした。
「そんなに気に病まないでください。 私はただ、貴女に会いたかっただけなのですから」
「えっ……」
「最初は弱く、取るに足らない存在だと思っていました。 ですが、この数カ月でそうではないと分かりました」
 まるで子供をあやすお母さんのように私の頭を撫でながら、言葉を続けました。
「貴女は私なんかよりずっと強く、本来なら手を貸すべきではない私のことで泣いてくれました。 その姿に私は本当に救われたのです」
「しじょ、さん……」
「私は貴女と出会えて本当によかった」
 その日、四条さんは私が泣きやむまで付き添ってくれて、一緒に寝ました。
 私はきっと、この日を一生忘れないと思います。


 結局、ポエムは黒井社長が手配していたライターが書いたそうです。
 あの日のことは私にとって恥ずかしくて、誇らしい日になりました。
 だから――
「プロデューサー! ポエムのレッスンはありませんか!?」
「いや、そのりくつはおかしい」

  1. 2011/08/26(金) 23:37:23|
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アイマス1時間SS  ある日の事務所

テーマ:吸血鬼
テーマアイドル:秋月律子、四条貴音



 吸血鬼、というものをご存じでしょうか。
 日の下に出ることが出来ない等の欠点の代わりに面妖な力を持つ魑魅魍魎の一種なのですが、私たちの事務所にもいるというのです。
 初めてそのような話を耳にしたときは一体、何奴がそのような流言を流したのかと憤慨したのですが、よくよく考えれば何故、そのような噂が流れたのでしょうか。
 先ほども話した通り、吸血鬼には様々な弱点があり、あいどる活動などとても出来るものではありません。
 それにも関わらずそのような噂が流れるということは何か根拠があるのではないか、と私は考えたのです。
 しかし、若輩者である私一人ではロクに調べることも出来ないのも事実。
 謂われなき誹謗を払拭するため、ぜひとも貴女のお力を拝借したい次第なのです。



「はぁ……」
 765プロダクションの頭脳とまで言われる秋月律子は後輩である四条貴音の話を聞いてそう言葉を返した。
 少なくとも、律子の知る四条貴音という人物は真顔で冗談を言う器用な真似が出来ないとは知っていたが、それでも、あまりに素っ頓狂な相談に内心で頭を抱えた。
 この世にオカルトなものなど存在しないと思っている律子にとって、吸血鬼の噂など笑い話にすらならない。
 しかし、目の前の少女はそれを本気で信じているというのだ。
「確かに、そんな噂が流れてるらしいっていうのは私も聞いたことあるけど……どうせ、黒井社長辺りが流したデマでしょう? そんなに気にすることないんじゃないかしら?」
 律子は貴音を刺激しないよう、穏やかに現実的な意見を述べた。
 吸血鬼の噂などはどうでもいいが、自分の後輩が不安がっている以上、出来る限りそれを取り除いてやりたかった。
「それならば良いのですが……ですが、何やら嫌な予感がするのです。 何か肝心なことを忘れてしまっているような……」
「仮に噂が本当だとして、吸血鬼を見つけたとして、私達に何か出来るかしら? 吸血鬼っていうのは色々とすごいんでしょう?」
「それは……」
「だったら、下手に探しても逆効果じゃないかしら。 それに、吸血鬼だったとしても私達の仲間だってことには変わりがないんじゃない?」
「そう、ですね……」
 まだ若干の不安の色は残っているものの、貴音はそれ以上食い下がろうとはせず、律子はほっと胸をなでおろした。
 貴音は世間知らずだから他人の悪意というものを知らず、それ故にどう対処すればいいのか分からないのだろう。
 だから、先輩である私がしっかりとしなければ。
 律子はそんなことを考えつつ、今日の仕事の予定は何だったかと思考を巡らせていた。
 事務所は、今日も平和である。
  1. 2011/06/03(金) 23:07:46|
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春は短し恋せよ乙女

「もう春かー……」
 事務所に向かう電車に揺れながら、窓から見える桜に思わず呟く。
 ここからじゃよく見えないけど、あの場所に行ったらきっと綺麗なんだろうなぁ。
「……いやいや、そんなことしちゃ遅刻確定しちゃうし」
 後でみんなと見に行こう。
 頑張った後で見る桜はきっと普通に見るより輝いて見えるはずだもん。
 想像するだけで気分がうきうきしてくる。
「ママー、あのおねーちゃん楽しそー」
「しっ、人を指差しちゃいけません! ……すみません」
「い、いえ、別にいいんですよ。 あはは……」
 ……少し、はしゃぎすぎたかな。
 それにしても、デビューしてから3ヶ月くらい経つのに、誰にも私が「天海春香」だと気づかれない。
 伊織はデビューした頃からリムジンで通ってたから別にしても、千早ちゃんとか真とかは電車に乗れないくらいの人気者なのに、この違いはなんだろう?
 ぼんやりとそんなことを考えてみる。
 例えば、千早ちゃんみたいに歌が歌えたら。
 例えば、真みたいにかっこいいダンスが踊れたら。
 例えば、伊織みたいにデコが光ってたら。
 ……最後のはなんか違う。
 とにかく、3人とも才能があってとても真剣にやってる。
 いや、他のみんなだって千早ちゃんたちに負けないくらい真剣にやってる。
 でも、私はどうだろう?
 今みたいに『桜を見よう』なんて考えて真剣にやれてるのかな?
 アイドルを目指した理由も漠然としてるし、本当にこれでアイドルと言えるのかな。
 私は……
「おねーちゃん、どーしたの?」
 袖を軽く引っ張られて、私はハッとした。
 いつの間にか、さっきの子供が私の目の前で心配そうに立っている。
「え、えっと……」
「すみません、うちの子が……!」
 答えに困っていると子供のお母さんが強引に子供を抱き上げた。
「こら、じっとしてなさい!」
「だってー、おねーちゃんかなしそーだったんだよー?」
「そういう時はそっとしておくの!」
「えー?」
 あの子供のお母さん子供を叱りながら、電車の奥の方に歩いて行った。
 別に私は気にしてないんだけどなぁ。
 むしろ、子供にもバレバレなくらい落ち込んでたなんて反省しなきゃ!
 そう思って、自分の頬を思いっきり叩く。
「……痛い」
 力加減間違えた……。
 しかも、電車の中でやったから思いっきり人に見られてる……。
『次はー』
 電車のアナウンスでそろそろいつもの駅に着きそうだということに気付いた。
 慌てて忘れ物がないかを確認する。
 よし、大丈夫!
 そして、私は勢いよく走りだした。
 今日も元気に頑張ろう。
 うかうかして桜が散っちゃう前に!
  1. 2011/04/09(土) 00:58:24|
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